PX-W3PE+CentOS6+recpt1+Chinachu γで録画環境構築

今までWindows上でEpgDataCap_Bonを使って録画環境を構築していたが、自宅サーバLinux系一本にまとめたかったので更改することにした。 TVチューナーとしてPX-W3PEをしている関係でOSに縛りがあったので、普段利用しないCentOS6を入れたがとりあえず動いている。

OSの選定

PX-W3PEはRedhat系のドライバしか公開されていないので、とりあえずインストールしようとしたUbuntuの導入は断念。 また、Kernel 3.x系 (CentOS7等)では動作しないという情報もあり、CentOS6.9を導入することにした。

lab.planetleaf.com

ドライバの導入

CentOS6.9のインストールは割愛。フィーリングでインストール

ドライバファイルは現在公式サイトからはリンクが貼られない形になっている模様。 直リンクではダウンロードできるので、下記Wikiに貼り付けてあるURLからダウンロード www22.atwiki.jp

インストール方法は下記サイトを参考にした。またBCASカードリーダについても下記サイトを参考に。 quail.mydns.jp

recpt1の導入

上記サイトにも記載されているが、巷に出回っているrecpt1はPX-W3PEに対応してない。 そのため foltia ANIME LOCKER に付属しているものを利用するか、PX-W3PEに対応したrectp1のソースを探し、コンパイルする必要がある。

それらしきリポジトリを発見したので使わせてもらっている。 github.com

導入方法はリポジトリ内のドキュメント参照

px_drv/px_drv.md at main · project-pp/px_drv · GitHub

arib25の導入とテスト

例によって下記サイトを参考にさせていただいた。 quail.mydns.jp

いろんなサイトにrecpt1の動作確認コマンドが乗っているが、PX-W3PEの場合は上記サイトの通りに、デバイスを指定してあげないとうまく動作しなかったので注意

recpt1 --device /dev/asv52202 --sid hd 24 10 ~/test.ts

mirakuru/chinachuの導入

基本的に公式Wikiを参考にすれば問題なし。いくつか補足する。 github.com

nodeのバージョン

CentOS6ではyumで入るノードのバージョンが必須環境であるnode6.5.0より下なため、自前で6.5.0以上7.0.0以下のものを入れる必要がある。 うろ覚えだが、nを使ってこんな感じに入れる

$ yum install epel-release
$ yum install nodejs npm
$ npm install -g n
$ n 6.5.0
$ yum remove nodejs npm
$ node -v
v6.5.0

mirakurunのtunersコンフィグ

sudo /usr/local/bin/mirakurun config tuners

 name: PXW3PX-S1
  types:
    - BS
    - CS
  command: recpt1 --device /dev/asv52200 <channel> - -
  decoder: arib-b25-stream-test
  isDisabled: false

- name: PXW3PX-S2
  types:
    - BS
    - CS
  command: recpt1 --device /dev/asv52201 <channel> - -
  decoder: arib-b25-stream-test
  isDisabled: false

- name: PXW3PX-T1
  types:
    - GR
  command: recpt1 --device /dev/asv52202 <channel> - -
  decoder: arib-b25-stream-test
  isDisabled: false

- name: PXW3PX-T2
  types:
    - GR
  command: recpt1 --device /dev/asv52203 <channel> - -
  decoder: arib-b25-stream-test
  isDisabled: false

mirakurunのチャンネル設定

下記サイトを参考にした。ただし、mirakuru@2.1.0以上にはチャンネルスキャン機能があるので、そちらを利用するほうが良さそう www.jifu-labo.net github.com


これにて録画環境の構築完了。 この後、CentOS6でQSV(VAAPI)を使ったエンコード環境を作ろうと奮闘するのだが、それは別記事にて。